続・ジャンド

ジャンド考察。

ＳＣＧのメタを見る限り、ゾンビ各種、トリコ系ビートorコントロール、バント系ビート、ラクドスビート、セレズニアビート。

といった感じのメタ環境っぽい。


取りあえず、ゾンビ対策と、ビート対策は勿論として、コントロール対策も重要になってきそうだ。

まずゾンビ対策には、火柱が有効なので採用するとして、その他のビートダウンにも刺さりそうなカードが必要になってくる。

セレズニアのビートダウンはメタっておくに越した事はないだろう。

このデッキは銀刃の聖騎士やスラーグ牙といった攻や守、どちらにもすぐれたカードを採用できるのが強みで、タフさと攻撃力を兼ね備えた良いデッキだと思う。しかし、ビートの定めである全体除去に対する耐性があまりないので、忌むべき者のかがり火や、ミジウム迫撃砲、溶岩震が刺さるだろう。しかし、どれも長所短所があるので、そこを考えて行きたい。


まず、忌むべき者のかがり火

このカードが強いのは言うまでもないが、ただ短所もある。それは初手に来た時のコストの重さと、奇跡トップしない限りは中々に使いずらいカード、という事。ピンポイントで打てないので結局ボートコントロールを主軸においたデッキには中々採用しずらいのが難点である。


次に、ミジウムの迫撃砲

このカードは、超過コストで相手のクリーチャー全員に4点ダメージ。超過なしで対象に4点ダメージ。奇跡のようにライブラリー操作や、トップ勝負に左右されない点ではコントロール向けなカードかと思う。しかし、このカードはソーサリーである事と、4点という上限が決まっているゆえに、それ以上のファッティには効果が期待出来ないのが辛い所。しかし、天使への願いに対して刺さるカードでもあるので、そこも考慮しておきたい。

最後に溶岩震。

フライヤーに対しては効果がないが、そのコストの低さと、インスタントという撃ちやすさを考えると、意外と今環境では強いのではないかと思う。主に、トラフトの処理のしやすさを鑑みてもかなり良いカードだと思う。バント系ビートのマナクリからのトラフトは布告系呪文を使ったとしても、結局トラフトを処理できないという盤面が往々にしてありそうなので、それを考えた時に、他のクリーチャーごとトラフトを一掃出来たりするのは強み。あとＰＷにも直接ダメージを与えられるのも好評化。しかし、フライヤーにはめっぽう効果がないので、修復の天使や荘厳な天使、といったパワーカードへの対策を怠ると悲しい結果になるだろう。


赤の全体除去は選択肢が多様にあるので、メタに沿った採用をするのが大事になると思う。

次いで、黒系の除去も考えて行こう。

殺害

3マナのﾀﾞﾌﾞﾙシンボルだが、誰にでも打てる万能除去。強いがそのコストの重さがネック。破滅の刃は強かった。


血統の切断

コストが重いのとソーサリーな点が頂けないが、フラッシュバックと、天使への願いや、居住を意識したようなデッキ相手にはそこそこ刺さるんじゃないだろうか。あと、破壊ではなくて追放なので、墓地を参照するようなデッキに対しては意外と刺さったりする。1-2枚デッキに忍ばせておくと意外と活躍してくれるだろう。


究極の価値

単色カードに対する除去ではコストの安さと使い安さでいったら右に出るものはなさそう。
マルチカラーに使えないから、そこが難点。サイドでもぶっちゃけいいかもね。


夜の犠牲

ゾンビ以外のデッキに対しては、有効なカード。しかし、トップメタの一角であるゾンビに通用しないのが辛い所。


飢えへの貢ぎ物

3マナというコストだが、使いやすい布告呪文なので、トラフトコンみたいなデッキに対しては有効だと思う。あとはライフゲインもそこそこ強いので、今後お世話になる事が多いでしょう。

総評すると、全体的にクセが強い除去が多い。しいて使いやすそうな物をあげるなら、飢えへの貢ぎ物か、殺害、かなと自分は思うけど。まぁメタ次第な所もあるので、環境が定まってきたら変更していくのが良いだろう。血統の切断は1枚は突っ込んでおいたほうがいいよ！って感じか。



一応、インスタントないしはソーサリーに限定して考えてみた。マルチカラーの除去に関しては、今後にでも。